
面接官:要件定義書について説明してください。
私:以前、ECサイトのリニューアルプロジェクトで、要件定義書の作成が甘かったため、リリース後に大きな問題が発生しました。当初、顧客は「今のECサイトをスマホ対応にしたい」という程度の要望しかありませんでした。しかし、詳細な要件定義を行わずに開発を進めた結果、セキュリティ要件やパフォーマンス要件が曖昧なままリリースされてしまいました。
結果、リリース直後に不正アクセスが多発し、顧客情報を漏洩する寸前までいきました。急遽、セキュリティ対策チームを編成し、脆弱性診断と対策を徹底的に行った結果、事態を収拾することができました。 この経験から、要件定義の重要性を痛感し、以降のプロジェクトでは、顧客との徹底的なヒアリングと詳細な要件定義書の作成を必ず行うようにしています。具体的には、UMLなどを活用し、可視化に注力しました。
現役エンジニアによる深掘り解説
要件定義書は、顧客の要望をシステム開発チームが理解できる形式で記述したドキュメントです。
メリット
手戻りの削減:要件定義が明確であれば、開発段階での手戻りが減り、効率的な開発が可能になります。
認識のずれ防止:顧客と開発チーム間での認識のずれを防止し、期待通りのシステムを開発できます。
コスト削減:手戻りが減り、開発期間が短縮されるため、結果的にコスト削減につながります。
プロジェクト成功率向上:関係者全員が同じ目標に向かって進むため、プロジェクトの成功率が向上します。
デメリット
作成に時間がかかる:詳細な要件定義書を作成するには、顧客との綿密なヒアリングや分析が必要となり、時間がかかります。
柔軟性の低下:要件定義書に縛られすぎると、開発途中で発生した新たなニーズに対応しづらくなることがあります。
ドキュメント肥大化:詳細な要件を記述しすぎると、ドキュメントが肥大化し、管理が難しくなることがあります。
⚠️ 面接突破のワンポイント
- 「要件定義書を作成する際に、どのような点を意識していましたか?」という質問に対して、具体的な意識していた点を説明できるように準備しておきましょう。(例:優先順位付け、非機能要件の洗い出しなど)
- 「要件定義が曖昧だった場合に、どのようなリスクがありますか?」という質問に対して、プロジェクトへの具体的な影響を説明できるように準備しておきましょう。(例:手戻りの増加、コスト超過、納期遅延など)


