
スマホアプリのアップデートを想像してください。新しい機能を追加した時、昔からある電卓機能が壊れていないか確認しますよね? このように、変更によって既存の機能が壊れていないかチェックするのが回帰テストです。バグが“回帰”(戻って)してこないか見張る、いわば品質の用心棒です。
面接官:回帰テストについて説明してください。
私:回帰テストとは、ソフトウェアの変更(新機能追加、バグ修正など)後に、既存の機能が意図せぬ影響を受けていないかを確認するテストです。
以前のECサイト開発プロジェクトで、決済機能のセキュリティ強化を行った際、回帰テストを徹底しました。 具体的には、過去に発見されたバグに対するテストケースに加え、商品検索やカート機能など、決済機能に直接関係のない機能についても網羅的にテストを実行しました。
その結果、セキュリティ強化のコード変更が、商品検索機能にパフォーマンス低下を引き起こしていることを発見し、リリース前に問題を修正することができました。もし回帰テストを実施していなければ、ユーザーエクスペリエンスを大きく損なう可能性がありました。
現役エンジニアによる深掘り解説
メリット
品質保証の向上:既存機能の安定性を保ち、予期せぬバグの発生を防ぎます。
開発効率の向上:潜在的な問題を早期に発見し、手戻りを減らすことができます。
信頼性の向上:ユーザーからの信頼を獲得し、ブランドイメージを向上させます。
自動化しやすい:テストケースを再利用できるため、自動化に適しており、テスト工数を削減できます。
デメリット
コストがかかる:テストケースの作成、実行、メンテナンスにコストがかかります。特に大規模なシステムでは、回帰テストの範囲が広くなり、コストが増大する傾向があります。
時間がかかる:手動で回帰テストを実施する場合、時間がかかり、リリースサイクルが遅延する可能性があります。
テストケースの陳腐化:ソフトウェアの変更に伴い、テストケースも更新する必要があり、メンテナンスコストがかかります。
網羅性の課題:すべての既存機能を網羅するテストケースを作成することは難しく、潜在的なバグを見逃す可能性があります。
⚠️ 面接突破のワンポイント
- 過去のプロジェクトで回帰テストをどのように計画し、実行したかを具体的に説明できるように準備しましょう。テスト自動化の経験があれば、積極的にアピールしましょう。
- 回帰テストの重要性だけでなく、コストや時間などの制約も理解していることを示しましょう。状況に応じて、テスト範囲を絞ったり、自動化ツールを導入したりするなどの柔軟な対応が重要です。


