
面接官:UML(Unified Modeling Language)について説明してください。
私:UMLは、システムの構造や振る舞いを視覚的に表現するための標準化されたモデリング言語です。以前のプロジェクトで、複数の部署が連携して大規模な在庫管理システムを開発した際、各部署の担当者がそれぞれの考え方でシステムを解釈し、コミュニケーションに齟齬が生じていました。
そこでUMLを導入し、ユースケース図、クラス図、シーケンス図などを活用して、システムの要件定義、構造、および動作を明確にしました。
特に、シーケンス図を用いることで、データの流れや処理の順番を視覚的に表現し、開発チーム全体の共通理解を深めることができました。その結果、手戻りが大幅に減少し、開発期間を約20%短縮することができました。
現役エンジニアによる深掘り解説
メリット
コミュニケーションの円滑化: 図を用いることで、言葉だけでは伝わりにくいシステムの構造や動作を、開発者、テスター、顧客など、関係者全員が共通認識を持つことができます。
設計の明確化: システムの設計段階でUMLを用いることで、潜在的な問題点を早期に発見し、修正することができます。これにより、開発後期での手戻りを減らすことができます。
ドキュメントの標準化: UMLは国際標準規格であるため、作成されたドキュメントは、他の開発者や組織にも理解しやすく、保守性・再利用性を高めることができます。
モデル駆動開発 (MDD) の促進: UMLモデルから自動的にコードを生成するツールを活用することで、開発効率を向上させることができます。
デメリット
学習コスト: UMLを効果的に活用するためには、UMLの構文や記法を習得する必要があります。
オーバーヘッド: 小規模なプロジェクトや、単純なシステムにおいては、UMLを用いることがかえってオーバーヘッドになる場合があります。
形式主義に陥る可能性: UMLの記法にこだわりすぎるあまり、本来の目的であるコミュニケーションや設計の明確化を疎かにしてしまう可能性があります。
ツールの選定: UMLモデリングツールの選定にはコストがかかる場合があります。また、ツールによっては使い勝手が悪かったり、特定のOSにしか対応していなかったりする場合があります。
⚠️ 面接突破のワンポイント
- 面接官に「UMLのどの図を最もよく使いますか?理由も添えて」と聞かれた時の回答を準備しておきましょう。
- 過去のプロジェクトでUMLを使って具体的にどのような問題を解決したのか、具体的なエピソードを語れるようにしておきましょう。


