
面接官:SLOについて説明してください。
私:SLO(Service Level Objective)とは、サービス提供者(ITエンジニア)が、顧客に対して保証するサービスの品質目標のことです。これは、SLA(Service Level Agreement)という顧客との契約で定められたサービスレベルを達成するために設定されます。
以前のプロジェクトで、ECサイトの応答速度が遅く、顧客からのクレームが多発していた際、具体的なSLOを設定しました。
具体的には、「99.9%の可用性」と「ピーク時でも2秒以内の応答速度」というSLOを設定。
これを達成するために、サーバーの増強、データベースの最適化、キャッシュの導入などを行い、結果的に応答速度は大幅に改善し、顧客満足度も向上しました。
現役エンジニアによる深掘り解説
メリット
優先順位の明確化: SLOを定めることで、チーム全体が何に注力すべきかを明確にできます。例えば、可用性を最優先にするのか、応答速度を優先するのかといった議論を減らし、開発リソースを効率的に配分できます。
問題の早期発見と対応: SLOを継続的に監視することで、問題が発生する前に兆候を捉え、対応することができます。例えば、応答速度がSLOを下回り始めたら、すぐに原因を調査し、対処することで、より深刻な問題を防ぐことができます。
顧客満足度の向上: SLOを達成することで、顧客に安定した高品質なサービスを提供することができます。これは、顧客満足度向上につながり、ビジネスの成長にも貢献します。
デメリット
設定の難しさ: 現実的で達成可能なSLOを設定するには、過去のパフォーマンスデータやシステムの特性を十分に理解する必要があります。過度に高い目標を設定すると、常にプレッシャーを感じることになり、逆にモチベーションを低下させる可能性があります。
監視コストの増加: SLOを継続的に監視するためには、適切なツールや人員が必要になります。特に、複雑なシステムでは、監視コストが高くなることがあります。
誤解を招く可能性: SLOはあくまで目標であり、100%の達成を保証するものではありません。顧客に誤解を与えないように、SLAとの関係性や達成状況について、丁寧に説明する必要があります。
⚠️ 面接突破のワンポイント
- SLOだけでなく、SLA(Service Level Agreement)、SLI(Service Level Indicator)との違いを説明できるように準備しましょう。それぞれの関係性を理解しているか確認されます。
- 具体的な数値目標(例:可用性99.9%)を提示し、それを達成するためにどのような技術的なアプローチを取ったのか説明できるようにしましょう。


