
面接官:Packerについて説明してください。
私:Packerとは、HashiCorp社が開発した、複数のプラットフォームに対応したマシンイメージ(仮想マシンやコンテナのベースイメージ)を自動的に作成するためのツールです。設計図(テンプレート)を基に、必要なソフトウェアや設定を組み込み、AWSのAMI、AzureのVMイメージ、Dockerイメージなど、様々な形式で出力できます。
以前のプロジェクトで、開発環境、ステージング環境、本番環境で、それぞれ異なる構成のサーバーを構築・維持する必要がありました。手作業でサーバー構築を行っていたため、環境間の差異が生じやすく、構成管理に大きな課題がありました。そこで、Packerを導入し、各環境に対応したマシンイメージを自動生成するパイプラインを構築しました。
Packerのテンプレートで、必要なパッケージのインストール、ユーザー設定、セキュリティ設定などを定義し、CI/CDツールと連携して、コード変更があるたびに最新のマシンイメージを自動的に生成するようにしました。これにより、環境間の構成差異をなくし、一貫性のあるインフラストラクチャを実現 しました。また、サーバー構築にかかる時間も大幅に短縮され、開発チームはより開発に集中できるようになりました。
現役エンジニアによる深掘り解説
メリット
自動化と効率化: マシンイメージの作成プロセスを自動化することで、手作業による人的ミスを削減し、作業時間を大幅に短縮できます。
一貫性: 同じテンプレートを使用することで、異なる環境(開発、ステージング、本番)で一貫した構成のマシンイメージを作成できます。
バージョン管理: Packerのテンプレートはコードとして管理できるため、バージョン管理システム(Gitなど)で追跡できます。これにより、過去のイメージ構成を再現したり、変更履歴を把握したりすることが容易になります。
マルチプラットフォーム対応: AWS、Azure、Google Cloud Platform、VMware、Dockerなど、様々なプラットフォームに対応したマシンイメージを作成できます。
Infrastructure as Code (IaC) の実現: 構成管理をコードとして記述できるため、IaCの実現に貢献します。
デメリット
学習コスト: Packerのテンプレート構文や設定項目を理解する必要があります。
テンプレートの維持: テンプレートの変更や更新が必要になった場合、それに対応する必要があります。
イメージサイズの肥大化: 必要以上のソフトウェアや設定を組み込んでしまうと、イメージサイズが肥大化する可能性があります。適切な構成管理が必要です。
セキュリティリスク: テンプレートに機密情報(パスワードなど)を直接記述することは避け、適切な方法で機密情報を管理する必要があります。
⚠️ 面接突破のワンポイント
- Packerのテンプレートの構成要素(Builders, Provisioners, Post-processors)について説明できるように準備しましょう。それぞれの役割と、具体的な設定例を挙げられると効果的です。
- 「Immutable Infrastructure(イミュータブルインフラストラクチャ)」というキーワードと絡めて説明できるようにしておきましょう。Packerで作られたイメージは変更されないことを前提としており、イミュータブルインフラストラクチャの実現に貢献することをアピールできます。


