
お店の規模を大きくすることを想像してください。お客さんが増えても、待たせることなくスムーズに対応できる能力がスケーラビリティです。ITシステムも同じで、アクセスが増えてもサクサク動くように、システムを柔軟に拡張できる能力を指します。例えば、人気アプリがユーザー増加に対応できるのは、スケーラビリティのおかげです。
面接官:スケーラビリティについて説明してください。
私:スケーラビリティとは、システムが処理できる負荷やデータ量を増加させる能力のことです。負荷が増加した際に、システム全体の性能を維持、または向上させるために重要な要素となります。
以前のプロジェクトで、eコマースサイトのバックエンドシステムを担当した際、急激なアクセス増加に備えて、スケーラビリティを考慮した設計を行いました。 具体的には、マイクロサービスアーキテクチャを採用し、各サービスを独立してスケールできるようにしました。 また、データベースにはシャーディングを導入し、データ量を分散させることで、アクセス集中によるボトルネックを解消しました。
さらに、オートスケーリング機能を実装し、トラフィックの状況に応じて自動的にサーバーの数を増減させるようにしました。
これにより、予想以上のアクセス増加にも対応でき、顧客満足度を維持することができました。 結果として、セール期間中のコンバージョン率が20%向上しました。
現役エンジニアによる深掘り解説
スケーラビリティには、大きく分けて「垂直スケーリング(スケールアップ)」と「水平スケーリング(スケールアウト)」の2種類があります。
垂直スケーリング(スケールアップ)
サーバー自体の性能を向上させる方法です。例えば、CPUやメモリを増強することで、より多くの処理をこなせるようにします。
メリット: 既存のシステム構成を大きく変更せずに性能を向上させやすい。
デメリット: 物理的な限界がある。ダウンタイムが発生しやすい。高価になりやすい。
水平スケーリング(スケールアウト)
複数のサーバーに処理を分散させる方法です。サーバーの数を増やすことで、システム全体の処理能力を向上させます。
メリット: 比較的安価にスケールできる。冗長性が高く、障害に強い。柔軟性が高い。
デメリット: システム構成が複雑になる。データ整合性の管理が難しい場合がある。
スケーラビリティを考慮する際には、システムの特性や要件に合わせて、適切なスケーリング方法を選択することが重要です。
⚠️ 面接突破のワンポイント
- 面接では、単にスケーラビリティの定義を述べるだけでなく、具体的なシステム構成や技術選定の理由と合わせて説明できるように準備しましょう。
- 「スケーラビリティを意識して設計した結果、どのような定量的な成果が得られたか」という質問に答えられるように、具体的な数値目標や実績を整理しておきましょう。


